淡水パールとは?【わずか3分で意味まで詳しく】

淡水パールとは一体何なのでしょうか?本物の真珠と何か違うのでしょうか?

淡水パールとは淡水真珠の事を指していて、立派な真珠の仲間としてしっかり区別されます。

中には貝パールという言葉も聞かれたことがあるかもしれません。

貝パールは、貝殻を用いて作られたイミテーションパール(人工真珠)の一種であり、淡水真珠と関係はありません。

淡水パールも立派な真珠です。

まず覚えておきたい点は、淡水パール=淡水真珠である事です。

日本で多く聞く一般的な本真珠とは、で養殖されたアコヤ真珠の事を指す場合が多いので、淡水パールと聞くと少し戸惑いがあるかもしれません。

真珠が形成される過程は同じ

世間一般で広まっている海真珠も淡水真珠も、真珠が出来上がる過程はほぼ変わりがありません。

ここで真珠が出来る仕組みを簡単に確認しておきましょう。

貝内に異物(砂利や小さな虫)が入ると、母貝は自身を守ろうとして真珠層を分泌し、時間をかけてその異物を包み込みます。

この行為によって真珠層が形成され、真珠となります。

本来これは自然の過程で生じるものですので、ほとんどの真珠は丸くなかったり、小さいのが普通です。

しかし偶然に頼っていては数が生産できませんので、今現在販売されている真珠はほとんどが養殖真珠です。

海パールであれ淡水パールであれ、人工的に異物や核を混入させて真珠を意図的に形成させています。

★真珠核の挿入は真珠層を形成するきっかけづくり。

世界的にも有名で高額なアコヤ真珠(アコヤ貝)は海で養殖されるのに対し、淡水パール(ヒレイケチョウ貝)は川や湖で養殖されます。

つまり、海なのか湖等の淡水の環境なのか?ここが淡水パールであるかどうかを分ける決定的な要素です。

★真珠が出来る過程は同じでも、母貝が異なり生息域も異なるため真珠の名前も色々ある。

淡水パールはなぜ安い?

淡水パールについて調べていると、海パールに比べて淡水パールが異常に安い価格で取引されているのを目にすることがあります。

値段だけを見てしまうと正直不安に思われるかもしれません。

でもそれには最もな理由があります。

淡水パールに使われる母貝は、日本で有名な養殖真珠アコヤ貝よりも大きく、1つの貝から複数の真珠を養殖することが可能です。

それに比べ、日本のアコヤ真珠は貝1つにつき1つの真珠しか採ることが出来ません。

また、真珠を採取するまでに貝が死んでしまったり、きれいな真円でない事も多いため高値で取引されます。

数が少ない=価値が上がる。

この傾向は真珠に限らずどの業界でも同じです。

よって、日本のアコヤ真珠は淡水真珠よりも高額で取引されています。

もちろん淡水パールもアコヤ真珠も、どんな真珠であったとしても真円に近い物・傷がない真珠は高額で取引されます。

ですから真珠を選ぶ方個人がそれぞれのメリットや特徴を理解し、納得のいく真珠を購入するのが一番よい選択となります。

淡水パールは冠婚葬祭に使えるか?

次にこの安価な淡水パールを冠婚葬祭で使用できるかという点を取り上げます。

結論から申し上げますと、淡水パールを冠婚葬祭で使用する事は可能です。
ただあまりに安すぎるものはテリがなく形状も歪な形をしているので注意が必要です。

7-8㎜程度であったとしても、最低限1万円の予算は確保したいものです。

特に9㎜を超えてくるような大珠で、1万円程度の淡水パールは傷も多く形状が丸くないので冠婚葬祭には適しません。

安い淡水パールはできるなら普段使い用で使用したいものです。

2万から3万程度の予算があれば良質な淡水パールを購入できますが、この価格帯は低価格アコヤ真珠も参入してくる価格帯ですので、どうしてもアコヤ真珠に流れてしまう傾向があります。

しかし、2-3万のアコヤ真珠は非常に薄巻で、巻いていても傷が多かったり形状が不揃いですので、こちらも冠婚葬祭には適しません。

低価格アコヤ真珠一番の問題はすぐ劣化して使えなくなるという事です。

この観点で考えていくと、2-3万円では淡水真珠を選んでおいた方が冠婚葬祭で恥ずかしい思いをする事はありません。

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淡水真珠の需要は低下傾向

数年前までは淡水真珠の需要はかなりありましたが、ここ最近は残念ながら低下傾向にあります。

淡水真珠の主な産地は中国ですが、中国では最近以前のように積極的に淡水真珠を養殖していません。

富裕層の増加という点も挙げられますが、中国人が買っているのは日本のアコヤ真珠や海外の白蝶真珠です。

積極的に養殖しない=良い品が少ない

という事情からか、良質な淡水真珠を見かける事も少なくなりましたので、当店は数年前に淡水市場から撤退する事にしました。

ですので冠婚葬祭で使用する真珠ネックレスは、現状日本産のアコヤ真珠をお勧めしております。

淡水パールの母貝

話題を淡水真珠に戻します。

淡水パールの母貝には、様々なタイプが存在しますが、主に2つ紹介します。

1、イケチョウ貝

イケチョウ貝(池蝶貝)は、淡水に棲むイシガイ科の二枚貝で、主に日本の淡水真珠に使われている母貝です。

本来は琵琶湖や淀川水系の一部の固有種でしたが、1930年ごろから真珠養殖の為に霞ヶ浦でも移入され、1960年代には大きな野生個体群が成立するまでになりました。

2、ヒレイケチョウ貝

イケチョウ貝と同属の別種で、中国の固有種であるヒレイケチョウ貝は中国語では(三角帆蚌)と呼ばれています。

現在の淡水真珠は中国産が多くを占めており、中国ではこのヒレイケチョウ貝が主に養殖真珠として用いられています。

日本でも、1988年から霞ヶ浦でヒレイケチョウ貝が導入され、真珠母貝として用いられるようになり、1992年からは、琵琶湖の養殖場にもこのヒレイケチョウ貝が導入されました。

このため、日本の淡水真珠は現在イケチョウ貝と中国のヒレイケチョウ貝の交雑も確認されています。

飾り以外の要素

パールと聞くと、ネックレスやピアス等、女性の美しさを強調するために古代から用いられてきたのは誰でも知っているはずです。

この他にも、健康の為にパールを服用するという薬としての効果も古くから期待されていました。

あの有名なクレオパトラも、酢に溶かして服用したとの記録も残っているほどです。

現在でも中国では漢方薬として真珠が用いられることがあり、中国の漢方辞典の中にもしっかりと真珠の文字は出てきます。

淡水パール最大の魅力とは?

淡水パール最大の魅力は何と言っても価格です。中国産ヒレイケチョウ貝が流通し始めてから、真珠業界に革命が起こったとも言えるでしょう。

真珠=数十万する高額

というイメージがどうしてもありますが、特に中国産淡水パールの登場によって1万円以下でも真珠ネックレスが楽しめる時代へと変わりました。

また身に着ける以外にも、手作りでネックレスを作成しECサイトで売っている方も最近は見かけるようになってきています。

つまり、今までイミテーションパール(偽物)しか買えなかったような方にも、本物の輝きが気軽に手に入るようになったのです。

フォーマルからカジュアルシーンまですべてをこなす

数十万円する高額のアコヤ真珠ネックレスは、確かに輝きもテリも本物ですが、普段使いや汗ばむ夏に高額ネックレスは、少し抵抗を感じるかもしれません。

ここぞ!という時には確かに最大の美を発揮してくれますが、普段でも真珠ネックレスを気軽に身に着けたいと思っている方は少なくないはずです。

この願いをかなえてくれるのが淡水パールネックレスです。

仮にフォーマルにおいて使用しても本物の輝きをしますので安心できますし、比較的低価格なのでカジュアルシーンにおいてもどんどん活用できます。

更に淡水パールは汗に強く、真珠の劣化に関してもアコヤ真珠のように気にする必要もありません。

★本物の真珠ネックレスがある。
★いつでも好きな時に着用でき、低価格で冠婚葬祭等フォーマルシーンまで全対応できる。

これらすべてを安価で叶えてくれるのが淡水パールです。

まとめ

淡水パールとは淡水域に生息するイケチョウ貝・または中国のヒレイケチョウ貝によって形成される真珠を指し、日本のアコヤ真珠や他の海パールと区別することから、淡水パール(淡水真珠)と呼ばれています。

淡水パールであろうが海パールであろうが形成される仕組みは同じですが、母貝の大きさが日本のアコア真珠の方が小さいため、市場では高取引される傾向にあります。

低価格の淡水パールは冠婚葬祭用には適しませんが、ある程度の品質があるものはフォーマルシーンからカジュアルシーンまですべてに対応するため、お財布事情に厳しい方からは今でも支持されています。