淡水真珠を扱っていますと、多くの方が淡水真珠に関する誤解を抱いておられる様子を目にします。

世界的に見て、海水真珠を好む傾向にあるのは事実ですが、淡水真珠の価値があまりにも下がりすぎているような気がしてなりません。

アコヤ真珠が素晴らしいのは まぎれのない事実ですが、このブログにたどり着いた方には、是非真珠の価値を再認識していただきたいと思っております。

淡水真珠=バロック・バロック=無価値

淡水真珠と聞いてまずイメージするのがバロックという方が沢山おられます。

確かに淡水真珠は無核である為にバロックになりやすいのが特徴で、そういった低価格の真珠が沢山流通しています。

最近ではショッピングモール等のハンドメイド店においてもバラ売りされているので、どうしても安価で不揃いというイメージがあるのかもしれません。

しかし実際にはバロック以外の形も無数に存在し、綺麗な真円に近い物まで沢山あります。

真円で傷がないアコヤ真珠が高価格であるのと同様に、真円の淡水真珠も非常に高額です。

 

真円でテリの良い花珠真珠が魅力的であるのと同様、核に依存しない状態で真円になった淡水真珠も評価されて当然なのですが、日本ではまだ価値認識が遅れているようです。

そういった理由から、日本では真円の淡水真珠を販売しているお店が少ない傾向にあります。

 

ちょっと可哀想な淡水真珠

このように、真珠に淡水という表記がなされるだけでなぜか価値が下がってしまっているのが現状です。

私の出品している真珠でも、12㎜以上のものになりますと淡水真珠では高額の3万円を超える金額になりますが、見た目から白蝶真珠(南洋真珠)に見えるようでして、

「この真珠は南洋真珠ですか?」

とのご質問をいただくことが沢山ございますが、淡水真珠ですと回答すると購入を諦める方がほとんどです。

 

南洋真珠・ラウンド系・傷なし・12㎜以上

数万円程度では決して手に入りませんので、間違いなく淡水真珠になります。

是非もう一度相場をご確認頂きたく思います。

淡水真珠の巻厚

また、淡水真珠に対して巻に関する質問をされる方もいらっしゃいます。

確かに核を挿入するアコヤ真珠では巻が非常に重要なポイントであり、薄巻の真珠は核が露出しているものや核が透けて見えるものまでありますので注意が必要です。

しかし淡水真珠は基本無核ですので巻という概念がございません。

全てが真珠層ですから、真珠の間にクッション材を入れなくても削れて真珠層が無くなる心配もございませんし、色の変化も極めて少ないです。

安心してお使いください。

しかしながら、巻=テリではございませんので、淡水真珠でもテリのあるパールを選ぶのがコツとなります。

 

まとめ

淡水真珠に関する誤解は沢山存在し、淡水という文字が真珠の価値を下げているようです。

真珠に対する知識と価値をしっかりと身に着け、ご自身にあった素敵なネックレスを手にされる事をお勧めいたします。