
「真珠のテリが良い」と言われても、具体的に何を指すのか分かりにくい事があります。テリ(照り)とは、真珠の表面から放たれる輝きの質を指す、非常に重要な評価項目です。この記事では、初めて真珠を購入される方にも分かりやすく、「テリとは何か」「なぜ重要か」「どう見分けるか」について詳しく解説します。
テリとは何か?|真珠の命とも言われる輝き
テリとは、真珠の表面から内側へ光が入り、何層にも重なる真珠層で反射して外へ戻る時の輝きのことを指します。この現象により、真珠は奥行きのある独特の光沢を持ちます。
例えば同じ8mmの真珠でも、テリが良いものは輝きが立体的で透明感があり、顔映りが格段に良く見えます。逆に、テリが弱いものは曇った印象で、くすんだ光しか放ちません。
鏡のように映り込むことから、鏡面のテリと表現されることもある。
テリ=真珠の「第一印象」。顔映りや写真映えに直結するため、最も重視される要素です。
テリが生まれる理由|アコヤ真珠の構造から見る
真珠は、母貝が作る「真珠層(しんじゅそう)」が何千層にもわたって重なることで形成されます。この層が光を反射・屈折することで、特有の輝きを放ちます。
テリが強い=真珠層が緻密で均一かつ十分な厚みがある証拠です。
- 真珠層が薄い → 輝きが浅く、白っぽく見える
- 真珠層が厚くて均質 → 奥行きのある虹色の光を放つ
つまり、「テリが良い=巻きが良い」という見方もでき、巻き厚とテリは密接な関係にあります。
白くてギラギラしない落ち着いたパールが欲しい方が沢山いますが、テリがなくて巻いてないパールが該当することもあるので勘違いは禁物!!
テリの良し悪しをどう見分ける?
テリの良し悪しをどう見分けるか、わかりやすく解説します。
光の反射がクリアか?
真珠を光の下、自然光なら若干陰になっている場所で見たとき、照明や顔の映り込みがシャープかつ鮮明であれば、テリが優れている証拠です。
逆に、映り込みがボヤけていたり、表面が曇ったように見える場合は、テリが弱い可能性があります。
奥行きのある輝きがあるか?
真珠特有の美しさは、奥から光が湧き出るような「内面光」にあります。これが見える真珠はテリが良い証拠です。
実際に比較してみる
テリの違いは写真だけでは伝わりにくいため、できるだけ複数の商品を並べて比較するのが理想的です。

▲ 同サイズでもテリが異なると印象が大きく変わります
テリの良い真珠を選ぶメリット
- 顔映りが良くなり、写真映えも◎
- 高級感があり、フォーマルでも映える
- 年齢を重ねても違和感がない
特に卒業式・入学式・結婚式などのイベントでは、テリが良い真珠は印象アップに大きく貢献します。
Elegant Pearlのテリグレーディング
Elegant Pearlでは、1点1点商品を大切に扱っております。鑑別書で評価されている真珠に対しても一つ一つ再度独自のグレーディングを行っております。
テリ評価 | 実際のイメージ |
★★★★★★ 3.0 | 通常程度のテリ |
★★★★★★ 4.0 | 花珠クラスの強いテリ |
★★★★★★ 5.0 | 極めて強い鏡面テリ(天女など) |
★★★★★★ 6.0 | 最高級のテリ |
通常4.0程度出ていれば十分美しさが際立つテリで満足いただけます。
当店のおすすめ:テリ重視で選ぶならこのモデル
✅ 初めてでも「失敗しない」テリ重視モデル
顔映り・写真映えに差が出る8.0mmクラス。長く使える一生もの。
Q&A|テリに関するよくある質問
- テリと光沢(輝き)はどう違うの?
-
「光沢」は表面的な輝きに使われる言葉ですが、「テリ」は奥行きある内側からの輝きを含みます。真珠では「テリ」のほうが重要視されます。
- テリが良い真珠は長持ちする?
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はい。テリが良い真珠=巻きが厚い可能性が高いため、変色や劣化に強く、長期間使用できます。
- ネットでもテリは見分けられる?
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難しいですが、高解像度の写真、明確な比較写真、販売店の説明をもとに判断可能です。信頼できるショップを選ぶことが大切です。
まとめ|テリを制する者が真珠を制す
真珠のテリは「一目で分かる美しさ」を決める最大の要素です。テリが良い真珠は顔映りが美しく、長年にわたって愛用できます。
- テリ=真珠の輝きの質。最重要ポイント
- 良いテリには「巻きの厚み」「真珠層の均質さ」が必要
- 購入前にテリの強さが明確に記載されている販売店を選ぼう
「一生もの」として真珠ネックレスを選ぶなら、ぜひ「テリの良さ」を重視してください。