真珠のお手入れ方法を事前に知ってこそ安心して高級パールネックレスが購入できます。このページではパールのお手入れに関する疑問や失敗例も含めて記載していきます。

この記事で学べる事。

・動画でテリクロスを使用した真珠のお手入れ方法がわかる。
・真珠劣化の原因や強度からお手入れ方法がわかる。
・万が一汚れてしまったときにどうお手入れすれば良いかが分かる。
・真珠を劣化させないための保管方法がわかる。

真珠のお手入れ方法動画実践

真珠ネックレスのお手入れ方法は、真珠てりクロスで拭くだけです。実際にどのようにふいていくのか、動画で実践しましたので参考にして下さい。

やさしく軽くふくのではなく、もみ込むようにしっかりとふくことが大切です。

動画ではステンレスワイヤーを使用したネックレスを使っていますので問題ありませんが、糸を使用している場合は引っぱる様な感じでふいてしまうとのびてしまってパールとパールの間にすきまができます。

糸の場合はきれいな布の上などにおいて、糸に負荷がかかきすぎないようにお手入れしていくのがポイントです。

お手入れクロスを持っていない場合にはメガネ拭きなども代用可能ですが、ティッシュは意外にも柔らかくないので使用しない事がけんめいです。

  1. テリクロス
    真珠てりクロス
    普段のお手入れには真珠科学研究所の真珠てりクロスが一番おすすめです。特殊成分が含まれている事により、真珠のてりをアップ(維持)させます。

真珠劣化の原因と対策

真珠は主に炭酸カルシウムとたんぱく質が細かい層になって形成されており、これが綺麗な輝きとテリを生み出しています。真珠が汚れてしまうとこの綺麗な層に凹凸ができてしまい、くもりガラスのように輝きが失われてしまうのです。そうなってしまわないように真珠を日ごろからお手入れする事が重要です。

特に繊細なアコヤ真珠に関してはお手入れを忘れないようにしたいものです。

アコヤ真珠と本真珠の違いを徹底解説!偽物の見分け方も紹介

汗や脂が劣化の原因に。

汗や皮脂の汚れが付着した状態で放置していると、劣化し輝きが減少します。また化粧品やヘアスプレーも苦手としていますので、必ずお化粧が済んでから着用するようにしましょう。

そして着用後にはすぐにお手入れクロスでふき取りを行ってからケースに保管するようにしてください。その他にも真珠が苦手としているものは沢山あります。主に酸性やアルカリ性に対して弱いので気を付けるようにしたいものです。

また紫外線にも注意が必要です。

要注意リスト

食品 果物・ジュース・酢・ドレッシング・マヨネーズ・アルコール飲料・アイス・コーヒー・醤油・油・水道水
化粧品 ヘアスプレー・マニュキア・除光液・日焼け止め・ハンドクリーム
洗剤 漂白剤・食器用洗剤・洗濯のり
その他 マーカー・インク・灯油・石油・ペンキ・プール・温泉・直射日光

オレンジのマーカーは特に気を付けて下さい。

実際にあった報告例

Aさん 30代女性
登場人物B

パールが大好きで、毎日どんな時も欠かさずに着用しています。お風呂やシャワー時にも外すことはありませんでした。結果輝きが失われてしまいました。

こちらは状態を見せていただきましたが、修復不能なまでに劣化が進行しており、ほぼ真珠層が失われ真珠核のみになっていました。

Bさん 30代男性
登場人物B

真珠が大好きでいつも眺めていましたが、ある時テーブルにおいたままにしておいたところ、数分後に太陽の位置が移動して直射日光にさらされていました。数十分の出来事と思いますが、紫外線が強い時期だったからか、パールのテリがなくなってしまいました。

紫外線には気を付けましょう。

Cさん
登場人物B

テーブルに真珠ネックレスを置いていた所、子供がネックレスの上にアイスを落としてしまい、部分的に変色してしまいました。

お子さんが遊んでいる場所の近くは気を付けましょう。

Dさん 30代女性
登場人物B

汚れを落としたかったので水道水に浸けおきしましたが、取り出した時にはもう輝きがなくなっていました。

水道水に含まれる成分がテリの減少につながりますので、必ずお湯にしましょう。

パールの輝きを損ねてしまいかねな出来事は、日常のあらゆるシーンに潜んでいます。

日ごろから気を付ける事。

・食事の際には着用しない・食事会など必須の場合には特に果汁などに気を付ける。
・料理の際には着用しない事。
・必要以上に着用しないこと。

万が一汚れてしまったら。

普段から気を付けていても、汚れが付着してしまう事は誰でもあります。もし汚れてしまった場合には、柔らかい布にお湯をしみこませて、しっかりと汚れを落としてください。

その後乾燥した布で必ずふき取りをおこないましょう。

気づいたらテリがなくなっていたらどうする?

真珠科学研究所のリフレッシュクロスを使ってお手入れする事でテリが回復する事があります。

このクロスを使用するさいには、クロスの上で真珠を強くこするか、真珠を包んで強くもむように磨きます。

私自身も使用していますが、削って新しい真珠層を出す必要がありますのでかなり強くゴシゴシと磨かないと効果が出ません。

これを使うとマジックなどでパールにマークを付けても、何もなかったかのように修復可能です。

もちろんマジック程度の傷でしたら爪でも消せます。以下の動画では真珠に油性マジックでマークするとどうなるのか?どうやって消せるのか?真珠の強さと真珠層の仕組みを解説しています。

真珠のお手入れの参考にして下さい。

真珠を劣化させないための保管方法

高温高湿を避けましょう。直射日光や乾燥しすぎた場所もふさわしくありません。必ずケースに入れて保管するようにしましょう。

真珠は落としたりしてもわれることはありませんが、鋭利な物やひっかき傷には敏感です。他のジュエリーなどと一緒に保管するのは念のため控えましょう。

おすすめ保管ケース

  1. サンプル
    パールキーパー
    オーロラ花珠や天女などの鑑別書を発行している真珠研究所が開発した専用の保管ケース。湿度調整機能付きで非常に便利です。(ソープを定期的に交換する必要がございます)
  2. 花珠刻印桐箱
    国産桐箱
    天然素材を使用する事により、通気性に優れて適正な環境を維持する効果があります。当店では花珠真珠の場合標準仕様となっております。

購入前から対策!

真珠ネックレスを購入する前から対策をする事もおすすめします。

    1. PS加工
      PS加工
      真珠の光沢を長く保つために、炭酸カルシウムからフッ素カルシウムにイオン交換する特許技術。見ためはそのままでも、真珠自体を劣化に強くする物質に変える事で対策を行います。もちろん本物の真珠として鑑別機関にも認められます。PS加工をする事で真珠のお手入れが圧倒的に楽になります。
    2. オールノット
      オールノット加工。
      国内で採用される例は非常に少ないですが、このオールノット加工を使用する事でも対策が可能です。汚れはパールの開口部から入り込み、真珠層にダメージを与えます。全てのパール間に結び目を作るオールノット加工では、パール間がふさがっているので汚れが入りにくいのが特徴です。ただ、糸替え等の定期的なメンテナンスが必要です。糸を使用している場合、2-3年ごとに糸替えをする事をおすすめします。

パールネックレスの糸替え、どこで頼む?自分でやる?トラブル防止策も!