
Elegant Pearlトップ品質オーロラ天女シリーズ
真珠ネックレスの相場について記事にしました。
売れ筋価格の相場はありますが販売店によって価格が違うので、少し高くても調べて十分納得した価格で購入するネックレスこそが相場(適正価格)です。
冠婚葬祭用パールネックレスの相場
まず初めに最も売れ行きが良いと言われている価格帯から相場をチェックしてみます。
当店の最新状況を見ていきます。
この表を見ると分かるように、10万以内・15万以内・20万以内・25万以内がかなり混戦状態です。
相場が比較的安定していた2021年は15-20万が他を大きく引き離す結果でしたが、2022年以降は大きく変化してきました。
この指標は冠婚葬祭用のパールネックレス(アコヤ真珠)のデータとなります。
この表から読み取れることは、真珠ネックレスの購入を検討されている方は、
自分の予算に合わせて、テリツヤが優れた綺麗なネックレスを購入するのが今はおすすめ
というのが結論になります。
当店の真珠ネックレスを探すには下記の販売ページや価格表よりご覧ください。
2023年アコヤ真珠の値段は高騰・値上げ
先ほどの表は最近のデータを元に作成した情報ですが、実際には真珠の出来高や市場価格によって、価格推移が年々変化します。
アコヤ真珠は急高騰・淡水真珠は低迷
淡水真珠の産地中国が養殖に力を入れていないため、今後も淡水真珠は低迷状態が続くと思われます。
また日本のアコヤ真珠の母貝が大量死した事により、その影響が2022年後半から顕著に出始めました。これに関しては、最近の新聞でウイルスによってアコヤ貝が大量死した事が特定されたため一安心ではありますが、今後しばらくは価格がうなぎ登りに上昇し続ける予定です。
アコヤ真珠の数が少なくなっているのにも関わらず中国への輸出が好調で、値上げの幅が更に上昇しています。
こういった理由でアコヤ真珠は現在値上げしています。
2023年冠婚葬祭用アコヤ真珠の買いだめ・駆け込み購入が急増
アコヤ真珠高騰のニュースを受け、安いうちに買っておこうと思う消費者や仕入れる小売店が急増しています。その結果値上げ幅が更に上昇しています。
アコヤ真珠の市場価格が2倍から3倍ほど上昇し、数万単位での値上げが数か月に発生しています。
既に多くのお店で品薄状態が発生しており、特に高品質パールの象徴ともいえる花珠鑑別書付き「オーロラ天女」や「オーロラ花珠」等の商品は入手すら困難になっており、入手出来ても販売価格は以前の2.5-3倍ほどになっています。
相場の上昇は、当店の価格表(販売記録)からもチェック可能です。
安くなるのはいつ?
アコヤ貝が大量死してしまったので、アコヤ貝の母貝が今後順調に育ってくれれば数年後には生産量が回復できるかもしれません。
ただ今の現状は生産量で回復するような流れではありません。投資目的で仕入れる人、特に外国人の開業が目立ちます。(数年前までは消費者だった人達が店を開く立場に変化しているという事です)
このように海外需要が主な原因とみられるため、国際情勢に敏感になる必要があります。
今現在ここ数か月や数年の内に値段が回復するという情報はありません。
1~60万で入手できる真珠ネックレス(アコヤと淡水)
購買価格の相場と今後の動向を理解したところで、一番気になっていると思われる、それぞれの価格で購入できる真珠ネックレスの品質について触れていきます。
真珠ネックレスは高ければ高いほどよく、質に上限を設けるのは難しい作業になりますが、当店では淡水真珠に関して調べている方も多いので2種類の真珠に分けて考えます。
- 淡水パールネックレス
- アコヤ真珠ネックレス
これら2つはいずれも本真珠(本物の真珠)の仲間ですが、同じようなテリ・輝き・ツヤを持っていたとしても基準価格が異なり相場も違います。
比較的安価な淡水パールネックレスにも高額で高品質の物は存在しますが、日本において淡水パールは比較的低価格帯と言えるでしょう。
淡水真珠ネックレスの価格・品質(8㎜基準)
★5,000¥以下の淡水真珠
パールに筋が入るような特徴が見られ、形も丸くないものや傷が多めな為カジュアル向けで、冠婚葬祭には適さない。
★7000円~1万未満の淡水パール
形が整っている真珠が多く、冠婚葬祭用で選ぶ方も多いですが、細かい傷がありテリが抑え気味。
★1~2万以内の淡水真珠ネックレス
傷も少なくテリツヤも良いため冠婚葬祭用で選択される方も多いですが、アコヤ真珠と比べると区別しやすい。
★3万円以上の淡水真珠ネックレス。
3~4万円程度なら、低価格帯のアコヤ真珠と比べてもほとんど見分けがつかないテリツヤと品質。
傷は淡水真珠の方が少なく、真珠層が厚いために冠婚葬祭用でも十分使える品質。
以下に、低価格帯アコヤ真珠と淡水真珠(1~3万円程度)の比較動画をアップしました。
高解像度、全画面にするとより鮮明です。(動画はBGM♫つき)
アコヤ真珠ネックレスの価格
以下の品質相場は今後アコヤ真珠高騰により変化する可能性がありますので、定期的に更新していきます。
1万円未満のアコヤ真珠ネックレス
真珠核に巻き付いている真珠の層が非常に薄く、テリツヤもいまいちで内部の核が露出しているものも見受けられ、冠婚葬祭用には使えない。
比較的巻いているカジュアル用のバロック真珠がおすすめ。
- いびつな形をしたパールの事をバロック真珠と呼ぶ。
1~2万円程度のアコヤ真珠
テリツヤは抑え気味で傷も多いため、品質は気にせずとにかくアコヤ真珠を身に着けたいという方向けですが、冠婚葬祭用の8.0-8.5㎜や8.5-9.0㎜は一般的には流通しない。
1万円前後よりも更に高品質なバロックパールが手に入る事が多くおすすめ。
3~5万円程度のアコヤ真珠
真珠核に巻き付いている真珠の層が低価格品よりは厚めですが、かなり傷やエクボは多い。
例えば7.5-8.0㎜では冠婚葬祭用としてこのあたりから検討範囲ギリギリに入れられますが、かなり選別には難しい価格帯となります。
通販では特に慎重になる必要があります。
5~10万のアコヤ真珠
5-10万円は、傷はないけれど真珠核に巻き付いている真珠の層が薄い低品質パールに当たる可能性もあるため要注意です。
淡水真珠とは区別できるテリと品質ではありますが、一番のおすすめは少し傷ありアコヤ真珠のテリ巻重視品がベスト。
その他参考記事↓↓
10~20万のアコヤ真珠
10万円を超えてくると、テリレベルは上記の10万以内とかわらないけれど傷がもう少しおとなしめの商品が買えます。
3~5万円の淡水真珠とは比較にならない高品質。
遠くから見ただけでも高級の真珠を身に着けていると一目で分かる品質。
無調色アコヤ真珠ネックレス特価品8.5-9.0㎜ペア付きセットグリーン干渉色
テリ花珠クラスの8.5-9.0㎜が10万円台で登場
価格:115000
鑑別付き白系7.5-8.0㎜お得セット
ホワイト系鑑別付き7.5-8.0㎜ネックレスで価格もサイズも人気です。(今ならPS加工無料)
価格:149800
鑑別付き8.5-9.0ミリK14WG
鑑別書+K14WGクラスプ+パールキーパー付き!白系の人気サイズで買い替える必要のないサイズ感がお得。
価格:169800
20~30万のアコヤ真珠
この価格帯は花珠鑑別無しの良質ネックレスが届くようになりますが、今後の状況次第では更に値上げが見込まれます。
無調色8.0-8.5㎜アコヤ真珠ネックレス
テリ巻優れた非常に綺麗な無調色ネックレス
価格:220000
30万以上のアコヤ真珠(オーロラ天女・オーロラ花珠・ミキモトが買える)
オーロラ花珠や天女に加え、ミキモトなどの高級ブランドアコヤ真珠ネックスが手に入ります。
ミキモトパールに関しては以下の記事でも詳しく扱っていますが、
ミキモト真珠ネックレスは安くても30万台です。これは安い=パールサイズが小さいのが原因ですが、冠婚葬祭用などで使用するには小さくても7.5-8.0mmは必要な時代になってきていますので、最低でも50万は必要なことがわります。
ノーブランドの場合通常真珠ネックレスの相場はもっと安いですが、ミキモトなどのブランド真珠ネックレスとなると、相場価格は当然上がります。
- 高級ブランドパールに鑑別書など不要
- 鑑別書がなくても十分高品質
以下の動画では、8.5-9.0㎜ノーブランドの5万~60万程のネックレスを比較していきます。
当店の30万以上トップ品質シリーズを一部ご紹介します。
厚まきオーロラ花珠真珠ネックレス8.5-9.0mm
ホワイトピンク系の王道オーロラ花珠8.5-9.0㎜サイズ。経年劣化に強い高品質なモデルです。(PS加工無料キャンペーン中!)
花珠真珠の賢い買い方・紹介は以下をご覧下さい↓↓
①オーロラ天女無調色ネックレス8.5-9.0㎜トップ品質
グリーンの干渉色が非常に綺麗で、画像からもその魅力が十分伝わるトップ品質オーロラ天女です。
更に高い商品やその他当店のオーロラ天女を詳しく説明したページはこちらから↓
アコヤ真珠の品質チェック※値段で違いは感じる?
以下の画像は、異なる価格帯の8.5-9.0㎜です。
・一番右が鑑別無しネックレス10万前後。
・中央がオーロラ花珠30万前後(通常レベルのテリ)
・一番左がテリに特化したオーロラ花珠
こうしてみると、10万前後でもテリが良いものを選べばオーロラ花珠などと区別はつかないことがわかります。ただ画像でははっきり写っていませんが、傷はあるので許容できるかどうかが分かれ目です。
左と中央のオーロラ花珠を見ていくと、数万の差ではありますが確実にテリや巻が違ってくることもありますので、同じオーロラ花珠鑑別付きのネックレスでも違いは明らかです。
以下は先ほどのオーロラ花珠2本に加え、一番左には80万以上のオーロラ天女を加えた画像です。
意見は様々かと思いますが、ある程度の品質になってくると少しの差でも金額に大きく差が出てくることがわかります。
予算の都合に合わせ、十分確保できる場合は花珠、不足している場合でも予算内で買えるテリに特化している商品であれば、満足できる商品は沢山見つかります。
真珠本当の相場は購入者次第で決まる。
真珠ネックレスには確かに選ばれやすい価格という物が存在します。
しかしお店側には仕入れ価格という物があり、仕入れから店頭に並ぶまでには実際には多くの経費がかかり、その分上乗せされている事もあります。
- 価格基準での判断は難しい。
- 実際には同じグレードでも高い場合と安い場合がある。
また真珠で有名な三重県伊勢志摩、愛媛県宇和島、長崎県大村湾などに出かけ、現地の直販店で購入したとしても、その直販店がどこまでのマージンを設け販売しているのか不明ですので、逆に高くなることも十分あり得ます。
(地方に出かけたときに観光地で見かける果物直販などと同じような場合もあるという事です。)
電気製品のようにロットが決まっていれば価格競争が起きますが、真珠では事情が異なります。
ですので、A店では3万円で購入できたのに、B店では同じような品質でも5万円だったという事は、普通に生じますし何も不思議な事ではありません。
- 店頭と通販では10万以上差が開くことも珍しくはない。
私個人の感想ですが、この業界というのは難しく、適正に評価するには相当な知識を身に着ける必要があると感じています。
知識不足の頃はどうしても値段に走る傾向があり、安易に「〇〇」は高いという間違った評価を下す事もあるものです。
ですので購入者自身が真珠に詳しくなり、「この店で購入したい」と思わせるようなお店で買い・「ここならお金を払っても良い」と思った場所で支払った金額こそが、真珠の適正価格(相場)と言えるのです。
相場に加え価格の根拠を探る
価格競争が起こりにくいのがパールネックレスの特徴ですが、それでも販売者側も卸業者も実際には価格調査を行っています。
例えば同じ鑑別書が付いて同じ表記であれば、購入する側としては価格を意識するのは自然な事です。
特に通販サイトではモデルとなっているネックレス一本のみの写真を使用している事も多く、実際の写真でない事があります。
そうなってきますとなおさら意識するのは価格ではないでしょうか?
通販で鑑定鑑別書付のネックレスを検討される場合価格の安さやお店の評価も重要ですが、
- なぜここまで安いのか(何か事情があるのではないか)
- 逆になぜここまで高いのか(質による価格なのか・お店側が設けているブランドマージンなのか)
- 価格の根拠はどこにあるのか
この点も重要視する必要があります。
以外にも、高い理由というのはクラスプ(留め具)が影響している可能性も十分あります。
参考記事↓↓
また同じ鑑定書で記載内容が同じでも、明らかに1つ1つ品質は異なります。
あまりに安すぎるものや高すぎるものは、慎重になる必要があるかもしれません。
一度購入したら後悔しないでください
一生懸命調べて買った真珠ネックレスは、どんな値段であったとしても自分にとって一生物のパールです。
他の人の身に着けているパールと比べてみたくなるかもしれませんが、上には上が存在する事を忘れないようにしたいものです。
自分のネックレスと比較し、良ければ嬉しいものですが下であればがっかりするだけです。
ガッカリしてしまった結果、せっかく高いお金を出したのに愛着が無くなってしまうという事もあるかもしれません。
一度購入して今後買い替える予定がないのであれば、自分の真珠に対して適切な評価が出来るよう努力する事は大切です。
そうするなら、我が子のようにいつまでもナンバーワンであり続けることが可能です。