真珠ネックレスの留め具【※価格を公開】

真珠ネックレスを選ぶ際真珠の色々な個所をじっくり見ると思いますが、意外にも大切なのが留め具だったりします。

これはお店側の視点ですが、どの留め具を選択するかで売れ行きは確実に変わります。つまり誰もが気にしている部分だという事です。

この留め具を見た目重視で行くのか、強度重視で行くのか、トータルバランス重視で行くのかとても悩みどころです。

購入される方の中には「そんなことは気にしない・・・」と思われる方もおられるかもしれませんが、すごく大事なポイントだったりします。

例えばあまりにもシンプルな留め具ですと、後ろから見られたときに気になりますし、(ロングヘア―で隠れていれば別です。)逆に凄くゴージャスな留め具だったりすると、目立ちますが、その後真珠の価格が気になってしまいます。

真珠ネックレス用の留め具はありとあらゆる種類がありますが、その質も様々です。

結論から言えば、真珠の価格にマッチしたゴージャス度を持っていれば適正かと思います。

日本ではビーンズタイプのクラスプが人気ですが、中国製では下記のように円形の変わった形もございます。日本では円形はマグネットタイプが多いですが、こちらはマグネットではありません。

TASAKIやMIKIMOTOの数十万する真珠ネックレスならゴールドにしてゴージャスに飾りたいところです。

5~10万円くらいの範囲なら、1~2万の物とは区別を付けたいところです。

では真珠ネックレスの留め具ってどのくらいコストがかかるものなのか?

真珠に限らず今多くの物が中国製ですが、留め具にも中国製の物が確実にあります。安い真鍮製の物は100円程度で高い物は数千円~数万します。

カギとなるのは、生産国からノーブランド品を直接入手しているのか?それとも日本の国内メーカーが海外に発注してそれなりの品質を保持したものが提供されているのかです。

安すぎるクラスプはすぐに壊れますが、しっかりとメーカーを通して入手すると日本製などと区別はつきません。

通販店などを調査すると、淡水真珠などには中国製クラスプが多く使われていますが、宝石店など高級なあこや真珠にはほとんどがメーカーから入手している品が使われています。

ですからクラスプ部分というのは、どこも共通のパーツを使っていることが多いです。

クラスプは材質にもよりますが、S925シルバークラスプは大体が1000円前後、K14WG K18YG WGクラスプは数万致します。

ロジウムの値段が高騰していますので、シルバークラスプも以前に比べてだいぶ高くなりました。

チタン製のクラスプもござますが、シンプルタイプで3000円前後でしょうか。

当店ではチタンよりも安いステンレスクラスプも導入しております。

金属アレルギーだからと言って安易にネックレスのクラスプににK14WGを選択しますと、パールよりもクラスプの方が高くなります。

もちろんクラスプにこだわるのは自由ですが、あまりにこだわり過ぎるとアンバランスです。

また時々20万以内のオーロラ花珠などでK14WGクラスプの見積もりを頂きますが、ビーンズならまだしもデザインによっては5万を超える見積もりになる場合もございますので、その場合は5万をパール代金に使った方が良いパールが買えます。

また意外にも高いのがクリップ式のクラスプや花柄のマグネット式クラスプです。

ロングネックレスなどでよく使用されていますが、シルバーであってもかなり高いので、安価なネックレスの場合想像以上にクラスプで代金が取られている可能性があります。

留め具も確かに重要ですが、留め具はあくまでも留め具で合って、パールネックレス以上に豪華な選択やアンバランスな仕様は避けたいものです。

最低限知りたい2種類のクラスプ

ビーンズクラスプ

無調色オーロラ花珠8.5-9.0㎜に付属するビーンズクラスプとペア珠

こちらのようにお豆の形をしていることからビーンズと呼ばれているタイプの留め具です。つまんで棒を差し入れする事で装着が可能です。

今国内では一番人気のタイプなので、迷った時にはこのタイプを選択する事をお勧めします。

素材の種類は、シルバー・ステンレス・チタン・K14WG・K18・K18WG・PT900(プラチナ)など豊富なラインナップがございます。

板バネ式

以前流行っていた板バネ式もワンタッチで装着できるものが多いですが、一部2段階ロックとなっているタイプも存在します。

このタイプは芯なしと芯ありタイプが存在し、芯ありタイプの場合芯部分にパ―ルを載せられるのでお花の様なデザインになります。

梅の花や桜をモチーフとしたデザインを始め、様々な形状が存在します。

こちらに関してもシルバーでのデザインが一番多くなりますが、一部K14WGやプラチナ等での製造をしております。